#14
ここでピン、ソングホールの穴あけです。
ファスナーピンは 2ミリ、ソングホールは 6ミリ
作業に没頭して中抜きの部分忘れてました
この部分はハンドルの重量を軽くしてブレードと
ハンドルのバランスを取る為に空けてあります
、あまり中抜きをするとハンドルの強度が落ちるので
取り過ぎに注意。

テーパータングの場合はハンドルエンドに向かって
薄くなるので必要ありません。
ヤスリでテーパーを付けるのは非常に大変な作業で
ヤスリでの作業は考えないほうが良い

ヤスリで作るナイフメーキング肉体労働編 3

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#18
ヒルトをバイスに固定して罫書き
この時ヒルトの面が出ていないと正確な線が引けません
#16 で説明した部分です。
定規等で引いても問題ありませんが、出来るだけ
正確な罫書きを
希望される方は、この方法をお勧めします。

#20
 ヒルト溝の穴あけ
ブレードが3ミリなのでキリ先は2ミリで穴あけ
ヤスリ掛けの負担を減らす為ですが心配な時は
もう少し細いキリ先をお勧めします。

写真はクロステーブルにバイスを固定して横に
移動しながら穴あけしてますのでかなり正確に
穴あけが出来ます。
クロステーブルが無い場合もう少し細めのキリ先
での穴あけをお勧め。

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#16
切り出したヒルト材はヤスリ掛けの後耐水ペーパーで
裏・表・左右・平面を出す、上下はヤスリ掛けで十分です。
平面を出すときは、ガラス等硬く平面が出ている
板に水を少し塗りその上に耐水ペーパーを乗せると
ペーパーが動きません。
出来るだけ正確に面・直角を出さないと後の作業に
影響します。

ここで使用している板は、板厚 20 ミリのアクリル板です

#15
ヒルト材の切り出し
市販品には板厚 6 ミリのステンレスが無いので
以前知人に頂いた物(SUS304)を使います。
ステンレスは加工が大変なので初めてナイフを
作る人はニッケルシルバー等を利用する方が
良いと思います。
ニッケルは加工性が良いのですが手入れが悪いと
緑青が出てきます、そんな訳でpark side はステンレス
が殆どです。


切り出す時は必要なサイズを決めてから切り出す
ステンレスは加工性が悪いので余肉を削るのが
大変ですよ。

#17
エッジマーカーで罫書き
ヒルトの幅が10ミリなので5ミリでセンターライン
を引きます。
スケールはバイス等に固定するとマーカーが
合わせやすいです。

#19
ブレードの厚みを罫書く
スケールで6.5 ミリを取り、次に3.5 ミリを取り
罫書く、これで 3ミリの幅の罫書きが出来ました。
最後にブレード側の溝の深さを罫書いて終わり。


ブレード側の溝の深さはだいたい5ミリ前後
あまり深くすると強度が落ちてしまう為